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「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は全くの別物!?違いや規格基準についてご紹介!

ノロウイルス対策にも有効な「次亜塩素酸」ですが、その規格基準や取り扱いについて、皆さん詳しく知っていますか?

「次亜塩素酸」には「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」があり、名前が似ているものの全くの別物なんです。

今回は、「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の違いや規格基準、取り扱いなどについて詳しく解説したいと思います。

この記事ではこんなことを教えているよ♪

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の違い

最近、安全性の高い除草剤として保育園や病院などで「次亜塩素酸」は導入が進んでいます。

一般家庭においては、手に入りやすい「次亜塩素酸ナトリウム」が普及しています。

しかし、「次亜塩素酸ナトリウム」は刺激が強く、不用意に素手で触れたりすると、火傷のように皮膚がただれたりしてしまう危険な薬剤なんです。

一方「次亜塩素酸水」は、手に触れても大丈夫ですし、飲んでも問題がないほど、非常に安全なものです。それでいて「次亜塩素酸水」のほうが数十倍も殺菌作用があるのが驚きです。

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の規格基準

「次亜塩素酸ナトリウム」は、一般的に販売されているものは有効塩素が4~12%の水溶液で、JIS規格等の規定はとくにありません。

ただし、食品添加物公定書には以下のような規格があります。

外観:淡緑黄色の液体で透明なこと

鉄:0.003%以下

pH:有効塩素12%以上・・・12.5以上

4.0~6.0%・・・12.0以上

一方「次亜塩素酸水」は塩酸や食塩水を電気分解することにより発生する「次亜塩素酸」が主成分の水溶液です。日本においては平成14年に食品添加物として指定されていることからも、その安全性が窺えますね。

ただし、使用基準において「次亜塩素酸水は最終食品の完成前に除去しなければならない。」としています。

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の取り扱いについて

「次亜塩素酸ナトリウム」は刺激の強い消毒液なので、取り扱う場合は以下のような点に注意しなくてはいけません。

  • 商品に記載されている使用方法をよく確認する。
  • 皮膚に対する刺激が強いので素手で触らない(ゴム手袋等を着用する)
  • 消毒液が皮膚や衣服に付いてしまった場合はすぐに水で洗い流す
  • 使用する時はしっかりと換気する
  • 有毒ガスが発生するので酸性の強い洗剤と混ぜない
  • 金属に対して腐食性があるので使用しない
  • 希釈した消毒液は時間が経つと効果がなくなるので、作り置きはせずに必要な量だけ作る
  • 日光に当てると分解してしまうので、直射日光や高温の場所を避けて保管する

安全に使用するために、以上のことに注意してください。

上記のように「次亜塩素酸ナトリウム」は注意する点が多いですが、「次亜塩素酸水」の取り扱いについては、注意する点はほとんどありません。

「次亜塩素酸水」は飲んでも大丈夫なほど体や環境に優しい消毒剤です。

しかし、「次亜塩素酸水」も「次亜塩素酸ナトリウム」と同様に日光に当たると劣化が早くなってしまいます。必ず直射日光の当たらない場所で保管してください。

「次亜塩素酸水」の濃度は「ppm」という単位で表しますが、ppmが高いほど除菌・消臭効果も高くなります。しかしその分劣化するのも早いです。

家庭で使う場合はそこまで高濃度である必要はないので、品質が安定していて劣化しにくい200ppmの製品がオススメです。

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の使用期限

市販の「次亜塩素酸ナトリウム」製品(ブリーチやハイターなど)の使用期限は製品ごとにかなり違いがあり、6ヶ月~3年と幅広くあるため、使用期限は製品容器に記載してあるので確認してみてください。

なお、次亜塩素酸ナトリウム希釈液の使用期限は、直射日光に当てずに保管した場合で約1ヶ月程度です。

「次亜塩素酸ナトリウム」とは違い、「次亜塩素酸水」の使用期限については、200ppmの濃度であれば使用期限が半年~1年ほどになります。メーカーの中には作り置きをしてほとんど効果のない製品を販売していたり、使用期限を1年以上に設定していたりするケースもあるようです。

高濃度の400~600ppmの「次亜塩素酸水」の場合は、使用期限が3ヶ月程度と非常に短くなってしまいます。

ですので、購入の際には、

1.使用期限の記載があるかどうか

2.製造日からの使用期限が1年以内であるかどうか

をきちんと確認してくださいね。

まとめ

今回は「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」の違いや規格基準、取り扱いなどについて詳しくご説明いたしました。

「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は全くの別物であり、取り扱い方法や、使用期限も全く違います。

「次亜塩素酸ナトリウム」は、刺激が強く、不用意に素手で触ると皮膚がただれてしまう危険な薬剤ですが、「次亜塩素酸水」は手に触れても、飲んでも大丈夫なほど安全です。それでいて、「次亜塩素酸水」のほうが数十倍も殺菌効果があるのが驚きですよね。

ですので、ぜひご家庭の除菌対策に「次亜塩素酸水」を一度試してみてはいかがでしょうか?

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<参考>

【株式会社エコー】

添加物評価書 次亜塩素酸水

水道用次亜塩素酸ナトリウムの取り扱い等の手引き(Q&A)

【株式会社タクミナ】

次亜塩素酸ナトリウムについて